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メディアレップからはてなに転職して1年が過ぎました

仕事 広告

はてなでビジネス開発本部に所属している碇まどかです。
早いもので、はてなに転職してから一年経ちました。
弊社には毎年仕事の振り返りを日記に書く生真面目な営業部長がおります。

はてなの営業になって4年 - はてなの広告営業 mtakanoの日記

そろそろ私だって棚卸したい。いろいろなものを。上司もすなる振り返りエントリといふものを、部下もしてみむとてするなり。
というわけで本エントリでは、はてなに入ってからの一年を振り返ってみたいと思います。インターネット業界やネット広告業界にお勤めの方々に読んでもらえると嬉しいです。

なんでこの記事を書いたのか

転職経験のある方はわかると思うのですが、前職の同僚に会って開口一番言われるのは「今何してるの?」です。そういう時に「自己紹介代わりになる記事があればいいなー」とものぐさな私はつい考えてしまいます。
また、過去の私と同じ境遇の人に読んでもらえる情報が、もっとインターネットにあるといいなと思いました。
私は新卒でメディアレップに入社し、入社7年目に媒体社に転職しました。
(補足:メディアレップとは、インターネット広告の卸売りを行う会社です。広告代理店をお客さんとし、媒体から買い付けた広告を売ります)
メディアレップから媒体社に入社して、その後のキャリアやなぜその選択をしたかということが書かれたテキストって、案外ないんですよね。いつか、もしくは今。同じような境遇で次のキャリアに悩む人に「わかるーそれなー」「なるほど、そういうのもあるのか」と思ってもらえるきっかけがあればと考えました。

転職したきっかけ

そもそも私がなぜメディアレップに就職したのか。話は大学4年生の就職活動にさかのぼります。
当時の私はテキストのコンテンツを作ることに興味があり、出版社の編集職を志望していました。残念ながら、狙ってた出版社の入社試験に落ちてしまい、周りの「内定出たよ」に焦りを感じつつ、選択肢を広げねばと感じていた矢先。持っていたマスコミ業界ガイドの中にインターネット広告業界の文字を見つけました。
「インターネット好きだし受けてみようかな」
軽い気持ちでエントリーし、後に7年間お世話になる前職へ面接に行きました。

面接官「メディアレップはいろんなインターネットメディアと仕事できるお」
私「なにそれめっちゃおもしろそう」

私の勤めていた会社は大小さまざまな数百の媒体社とアカウントを持っていました。常日頃食べるか寝るかネットサーフィンしてるかのインターネット大好きっ子からするとワクワクものです。「いつも見てるあのサイトとか、あのWEBサービスとも仕事できるのか!」と期待に胸膨らませ、めでたく内定をいただき入社しました。

入社後~転職まで

物事は表裏一体。たくさんのWEB媒体と仕事ができるということは、同時にたくさんの案件を回さなければならない業態であるということです。メディアレップは薄利多売なので、関われる広告案件の深度には限界があります。
とにかくたくさんの仕事をぐるぐる回し続ける中で「ひとつひとつのWEBサービスや広告案件により深く関わってみたい」と思うようになりました。
前職ではそんな私の思いを汲んで下さったのか、通常業務以外にも、スタートアップ向けのコンテスト運営など、WEBサービスに関わる仕事を多く任せてもらえるようになりました。しかし、そんな仕事をすればするほど「なんで私はあっち側(サービスをつくる側)じゃないんだろう」と、悔しいような寂しいような気持ちになることが増えていきます。この頃から転職を強く考えるようになりました。
媒体社に転職しよう。なるべくなら自分が普段から使っていて自信を持って人におすすめできるサービスがいい。だって、自分が使ってもいない、いいとも思わないものを、人に売るのってとても難しいではないですか。
私の場合、元々の興味対象が広告<コンテンツだったので、自分が好きなサービスであることはもちろん、興味関心を追及して仕事ができる場所がないものかなあと考えていました。
その頃です。はてながコンテンツマーケティングやオウンドメディアCMSやネイティブ広告の販売を始めて、ちょっとずつ花開いてきていたのは。
私は自分が使っている好きなWEBサービスを「いつか転職するなら……」とリストにまとめていました。はてなもその中にありました。10代の頃にIDをとって以来、ずっと使っているサービスを運営している会社。愛着はありました。
「ええやん」
はてなの採用ページを開き、おそるおそる応募フォームをクリックしました。
そこから約一か月後、私は内定をもらうことができました。

転職してみてどうだったか

結論からいうと、よかったです。あの時震える手でマウスを握って応募フォームの送信ボタンを押した私に「あんた間違ってないよ」と肩ポンしたくなる程度にはなんとか働けています。
実際にクライアントさんと直接いろんな仕事の話ができるのはおもしろいです。前は何社かに挟まれた交渉・調整作業が多かったので、ダイレクトに動けたり話を聞けるのは有難いことです。
また、はてなにはインターネット好きなメンバーが多く在籍していて刺激を受けます。前職では「お前はネット好きだねえ」って遠巻きに見られてる感じでしたが、今は「俺も好きだよ!」って感じで1話すと10くらい返ってきます。
はてなでは広告の売買だけでなく、実際のメディア運営にも関われることが多いです。どんなコンテンツがどんな反応を呼ぶのか、ダイレクトに伝わってきます。定量的な数値だけでなく、定性的なリアクションが見られるのは、奥が深くて果てがありません。大変ですがやりがいのある仕事です。

今何をやってるの?

オウンドメディア構築CMSはてなブログMedia」の販売、制作進行

hatenablog.com
はてなブログMedia」を導入されるお客さんのメディア立ち上げまでをお手伝いする仕事です。
メディアは立ち上げるまでに決めないといけないことがたくさんあります。立ち上げてからもたくさんあります。大変です。でもやってみる価値はあると思います。
ソーシャルメディアの普及により、企業が顧客に対してどうWEB上でコミュニケーションをとるかは、とても大事なことになりました。WEB上での「コンテンツを通したコミュニケーションスキル」が求められる時代になったと感じています。人を動かすのはコンテンツの力です。それに対するノウハウを蓄積するのは企業にとってプラスになることだと思います。
弊社では今、ブロガーさんと一緒にコンテンツの制作を行っています。これからはよりコンテンツや運営面に関わっていくことをやっていきたいと考えています。

営業推進

転職時には「なんではてなにしたの?」と散々聞かれました。この流れの早いネット業界で10年以上サービスを継続して運営しながら独立資本でやってる会社なのにそう聞かれるのか、と驚きました。確かに、世の中には新進気鋭のWEBサービスやスタートアップがじゃんじゃん出てきます。そちらへ転職した方がCMもバンバンうってて知名度もバツグンで従業員規模も倍々ゲーム、華やかな転職になるのかもしれません。
はてなに入る前、WEBメディアの広告商品を買い付ける立場にいた時に「キュレーションもニュースアプリもPR表記もかなり前からやってるんだから、もうちょっと売っていきたいな~」と思いつつはがゆく見守っていました。「はてなって霞を食べて生きてると思った」と言われたことがあるくらいの会社なので、俗にいう「イケてる」感が薄いのかもしれません。縁あって入社したからには、はてなにはいい広告商品があってそれがお客さんの課題を解決できるものであることを、もっとPRしていかなければなりません。売れる仕組みをつくるのは大事な仕事です。

セミナー運営

自分たちの商品を知ってもらうために最近はセミナーを主催して行うことが増えました。オウンドメディア構築CMSやネイティブ広告という商品はとかくわかりにくい。エクセルに落とし込んだ数字だけで自分たちのサービスを判断されないためには、伝えなければいけないことが山ほどあります。はてなでは「オウンドメディアマーケティングセミナー」と銘打ち定期的にセミナーを行っています。回を増すごとに来場者数と当選倍率が右肩上がりになっているのは非常に有難いことです。
business.hatenastaff.com
business.hatenastaff.com

はてなビジネスブログ

セミナーというリアルな場所だけでなく、インターネットでも自社の商品情報を発信していかないとね、というわけで作ったのはブログでした。
business.hatenastaff.com
自社サービス活用ここに極まれり!「とりあえずやってみようよ」と軽いノリでスタートしたはてなビジネスブログでしたが、おかげさまで記事をみて問い合わせをいただくケースが増えました。せっかくはてなブログMediaというオウンドメディア構築CMSを販売しているんですから、営業部自らコンテンツマーケティングをしっかり実践できる場所にしたいです。自分たちがお客さんなら、きっとそういう人の方が信用できるじゃないですか。

記事広告やインフィード型ネイティブ広告の販売

ステマ許さん。個人的な感情で先走るとこの一言になっちゃうのですが、もう少し丁寧に。
ユーザー体験を損なわない記事広告やネイティブ広告でしっかり売上を立てていきたいたいです。
とはいえ、ここまで言えるようになるまでに、なかなか売れない不遇の時代がありました。

売れ筋の商品に至るまでは、本当に長い道のりでした。。。
提案を進める中で「このPR表記外してもらえませんか」と言われることがよくありました。その度に「それは出来ません」とお断りをし、失注に至るケースも多くありました。何度も「PR表記外したほうがいいのでは」と迷うくらい、心が折れかけたことがあります。が、結局突っぱねてきました。


2012年3月1日 はてな営業部mtakanoの日記より

今ではPR表記のことに関しても、記事広告のお手本のように事例として紹介していただくことも増えました。目先の売上に流されずに、やるべきことをやった先人に感謝したいです。
有難いことにはてなでは販売しているインフィード型のネイティブ広告が、10-12月はほぼ満稿でした。いつもお引き合いいただいているクライアント様と、メニュー開発に協力してくれるサービス部にはこの場を借りて改めてお礼を伝えたいです。

最後に

これまでもこれからも、インターネットが好きなので自分の仕事をネットに還元できるような仕事がしたいと思います。小さい頃散々遊んだ公園に地雷埋め込みまくって帰るような、そういうことはしたくない。なんなら私が来たことでちょっと空き缶とか減って、芝生もちょっと青くなったね、くらいのところを目指したい。自分が関わったことでネットを楽しい場所にしたいなーと思います。

はてなでは事業開発業務や編集など様々な業種を募集してますので、はてなの広告やビジネスに興味がある人はぜひ応募してみてください。
「俺も公園整備したい。なんなら木とか植えまくって新宿御苑くらいにしてやるぞ」という方お待ちしてます。
hatenacorp.jp

【12/16 15:00追記】

はてなスタッフアドベントカレンダー2015の12月16日の記事として急遽乱入したぞ!日替わりでスタッフがはてなのことについて書き綴っているので、これらを読むとうちの仕事がよくわかります。
はてなスタッフアドベントカレンダー
明日はid:astjさん(Webアプリケーションエンジニア)id:sallymyloveさん(編集)の記事が読めるとのこと。楽しみ。

はてなに入社しました。

2014/09/01付で株式会社はてなに入社しました。

 

前職は新卒入社したメディアレップで約6年半、媒体社さんと一緒にお仕事していました。

今後は媒体社さんの中で、広告やマネタイズに関することを軸としてお仕事していきます。はてなの中の部署はビジネス開発本部となります。

 

サービスやコンテンツ、ユーザーさんとより深く関わりながらの業務なのでとても楽しみです。

新しいことをいっぱい勉強して経験して吸収していくぞー!

 

前職でお世話になった皆様、引き続きどうぞよろしくお願いします。